充電切れで

激務がたたってか、激しいめまいに襲われ
座ってもいられなくなった
幸い職場の隣ビルに病院があり、
点滴をする羽目になってしもうた
日頃の無理がたったのか、年のせいか
回復しなく、午後を病院の診察台で
点滴をしながら過ごす羽目になった


仕事は山積みで、でも自分の身体は
いうことが聞かなくて、情けなくなってきた



痛い思いをして点滴をうけたにも関わらず
回復はせず、早退するはめになった


情けなく、恥ずかしく、もっと自分は
がんばれるのに、自分のいうことをきかない
自分の身体が、自分のものではないみたい


白い病院の天井を睨み、ジブンの腕を見ると
あの時のように点滴の針が刺さっている


生きるために抗がん剤を入れた
あの瞬間が蘇ってきて、病院の天井や
点滴はすきではない


元気だけが取り柄のハズなのに
充電切れのジブンに、ジブンで腹が立つ


転職のための履歴書も書かねば
勉強もせねば

やることはたくさんありすぎて
こんな所で寝ているわけにはいかないのに


消えてしまいたくなるジブンがいる
でもこうして書けるだけ、まだ
生きたいと思うジブンもいるのだと
そうおもう