1年前

1年前の今日、3月31日は、まだ仕事の最中だった
上司とウマが合わず、陰湿ないじめをされ
そして挙げ句の果てに、部署の異動となった
気がつくと誰一人残っていない仕事場で
ひたすら仕事を残さないように必死だった


そして11時を過ぎた頃だろうか、新しい職場へ
自分で全て移動、何とPCも持ち込むのだ

疲れ切ったアタマと腕で、泣きそうな自分を
必死で堪え、荷物をまとめ、掃除をし
新たな職場でPCを設置し、荷物を整える


次の日からすぐ仕事に入らねば
ならないからだ。


引き継ぎや仕事の教えをしないくせに
ミスをすると、仕事が出来ないという
評価になる、とんでもない職場だが
職種は好きだったので、続けられた



そんな1年後にまさかリストラに遭おうとは
思いもしないで、ただひたすら必死だった


切られた痛みは、まだ真っ赤な血を流して
いるかのようだ。恨みも、憎しみも
消化出来たわけではない



そんなに日がたっていないのに、
なんだか、職場を懐かしく思うのは
苦しみが過去になったからではなく



ただ、愚か者への憎しみに囚われ
自分を自己否定することから、
抜けだそうとそう思う



そして明日からは、新たに踏み出そうと思う
踏み出さねばならないと思うからだ