あなただけがここにいない
まとまった休みが半年ぶりに取れた
休みになったら…と溜めていた
いくつかのことをやっている
掃除もその1つだ
喪中だったため、年末年始の行事は
やっていないので、この夏にと
計画していた
1年ぶりに入る書斎は、何1つ変わっていない
読みかけの本も、書きかけのノートも、
置いたままのペンも、1年前そのままだった
ふとドラマの台詞が思い出される
人も景色も、何ひとつ変わっていないのに、
ただその人だけがいない寂しさ
その寂さがどんなに辛いものなのか
今はその台詞の重みが実感となって
日々感じる
何をするにも、あなただけが
ここにいない
この喪失感はいつになったら
埋まるのだろうか