Hierarchie

空気の存在というか、働きは変わりないのに、
身分と給料と待遇だけが異なる、差別社会


人を育てるには、時間も労力もお金もかかるのに、
人件費削減という、目先の大義名分だけで、
人間を使い捨てにしている現代社


運良く、その歯車から逃れた者は、
その地位を離すまいと必死になり、
運悪く、その歯車に巻き込まれた者は、
そこから脱却したいと必死になる


明日が見えない閉塞間の中で、
ただ毎日を必死に生きるだけで、
呼吸をすることがやっとである


何と生き難い時代なのだろう
何と無味乾燥な時代なのだろう


あり地獄のような階級社会が
底の見えない闇となって
ワタシの足元へ存在する